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2009.01.09~2009.01.11

国際シンポジウム「イメージとしての戦後」

 単たる時代区分にとどまらない、長引く日本の「戦後」。この観念としての「戦後」が、戦前戦中との連続性と植民地主義・帝国主義の負の遺産を忘却させる装置として働いてきたことは、すでに繰り返し指摘されてきたところである。「戦後」はどのようなイメージとして産出され流通してきたのか、歴史がいやおうなくイメージとして消費される現代社会にあって私たちはそのイメージにどのように向き合うべきなのか──。本シンポジウムでは、これらの問題を、グローバルな展望に立ちつつ多様な視点から考える。


【1月9日(金)】
13:00-13:15 開会の辞:坪井秀人(名古屋大学)
●新世代パネル
総合司会:齋藤文俊(名古屋大学)
13:15-15:15 
◆第I部:<戦後>という現実と出来事に対峙する表現――文学・映画・アニメから問う
(1)〈戦後〉の裂け目としての〈肉体〉/〈性〉
天野知幸(仏教大学他非常勤講師)
(2)戦後の大衆表象に向けられる越境的視線の交錯――『東京物語』の想起と創造をめぐって
洞ヶ瀬真人(名古屋大学大学院博士課程)
(3)『圧殺の森』再考――60年代末ドキュメンタリーにおける身体と言葉の相克とニュー・リアリズム
畑あゆみ(アルスター大学大学院博士課程)
(4)押井守作品における戦後空間――全共闘・都市・暴力、その批評性の在処
水川敬章(名古屋大学大学院博士課程)
ディスカサント:西田谷洋(愛知教育大学)
司会:竹内瑞穂(名古屋大学大学院博士課程)

15:45-17:45
◆第II部:「戦後」と「私」の問題――データベースの中での現象と表現
(1)生の現実 現代美術におけるフィジカルな表れ
粟田大輔(東京藝術大学非常勤講師)
(2)メディウムからこぼれ落ちるもの
田幡浩一(アーティスト)&松田愛(名古屋大学大学院博士課程)
(3)複数の映像、複数の現実
伏木啓(アーティスト、名古屋学芸大学)
(4)カーソルが指し示す先
水野勝仁(名古屋大学大学院博士課程)
ディスカサント:秋庭史典(名古屋大学)
司会:松田愛

18:15-19:30
●展覧会&パフォーマンス企画:イメージの悲しみ
◆パフォーマンス
金ちゃんユニット(小林保夫、白井千晴、よし子-chan、山崎浩太)によるパフォーマンス
◆展覧会(2009年1月5~15日10:00-18:00土日休み)
津田佳紀、椿原章代、西村正幸によるグループ展
企画:茂登山清文(名古屋大学)
◆ウェルカム・パーティー


【1月10日(土)】
10:00-12:00
●映画上映企画:『にっぽん戦後史――マダムおんぼろの生活』今村昌平、1970年

13:45-14:00 文学研究科長挨拶:和田壽弘(名古屋大学)

●シンポジウム第I部:歴史の表象 
14:00-15:00
◆日米映画戦とその後も絶えない「続編」
阿部マーク・ノーネス(ミシガン大学/ハーバード大学)
◆戦後のネオテニー
トーマス・ラマール(マギル大学)

15:15-16:15
◆歴史性に対する懐疑と「空間化」される時間――1960年代以降のオルタナ系マンガを中心に
ジャクリーヌ・ベルント(横浜国立大学)
◆「戦後」の視覚的(再)配置
藤木秀朗(名古屋大学)

16:45-18:15 討論
ディスカサント:中村秀之(立教大学)
司会:馬場伸彦(甲南女子大学)

【1月11日(日)】
●シンポジウム第II部:イメージ消費と歴史認識
11:00-12:00 
◆「ワンダーランド・ヤスクニ」――同床異夢?
シュテフィ・リヒター(ライプツィヒ大学)
◆ジャズ喫茶からみた戦後文化の変遷
マイク・モラスキー(ミネソタ大学)

14:00-15:00 
◆「大東亜」という倒錯――大城立裕『朝、上海に立ちつくす』におけるジェンダー・トラブル
新城郁夫(琉球大学)
◆消費する/される歴史──高橋和巳の小説における戦中戦後の〈重ね書き〉
坪井秀人(名古屋大学)

15:30-17:00 討論
ディスカサント:成田龍一(日本女子大学)
司会:林正子(岐阜大学)

17:00-17:05 閉会の辞:藤木秀朗

18:00- オープン・レセプション

主催:

名古屋大学大学院文学研究科付属日本近現代文化研究センター

会場:

名古屋大学文系総合館7階 カンファランスルーム(展覧会&パフォーマンスのみ、名古屋大学教養教育院1階プロジェクトギャラリー「Clas」)

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